ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。
そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。
目次
「早起きは三文の徳」
<意味>
早起きをすると何かと得をすることがあるということ。
「徳」は「得」と同じ。
もともとは早起きしても三文の得にしかならないという意味だったといわれています。
「はやり物は廃(すた)り物」
<意味>
流行は一時的なもので長続きせず、やがては廃れてしまうということ。
「腹が減っては戦ができぬ」
<意味>
何をするにも十分な用意がいるということ。
空腹では力が入らなくて戦などとてもできない。なにはともあれ、まずは腹ごしらえをしてからということ。
「腹に一物(いちもつ)」
<意味>
心の中に何かたくらみを抱いていること。
「腹」は心の内の意味。
「腹の皮が張れば目の皮がたるむ」
<意味>
お腹がいっぱいになると眠くなるという意味。満腹になって腹の皮が突っ張ると、逆にその分だけ目の皮がたるんで眠くなるということ。
「腹八分に医者いらず」
<意味>
満腹するまで大食いせずに腹八分目ぐらいにしておけば、健康を損なうこともないので医者にかかるようなこともないということ。
「腹も身のうち」
<意味>
腹も自分の体の大事な一部なのだから、食欲にまかせての暴飲暴食は慎み、いたわるべきだという戒め。
「針ほどのことを棒ほどに言う」
<意味>
小さなことを大げさに言ったり考えたりすること。
針ぐらいであるものを棒ほどの大きさに言うという意味から。
{類義語}
「針小棒大(しんしょうぼうだい)」
「万事休す」
<意味>
これ以上手の打ちようがなく、もはやどうしようもなくなったこと。全てがおしまいだ、お手上げだということ。
「万事」はあらゆること。「休す」はそれだけで終わる、あとが続かないという意味。
(出典:宋史)