ことわざ・4字熟語など

ことわざシリーズ・「さ」その2

ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。

そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。



「去る者は日々に疎し」

<意味>

親しかった人でも、遠く離れてしまうと日ごとに親しみが薄れて次第に疎遠になるということ。
また、死んでしまった人は月日が経つにつれて忘れていくということ。

(出典:文選)

「触らぬ神に祟(たた)りなし」

<意味>

神様と関わり合わなければ神様の祟りを受けることがないように、何事も関係を持ちさえしなければ災いが身に及ぶことはありません。余計な手出しや口出しはできるだけ控えた方が良いということ。

{類義語}

「触り三百」

「三顧の礼」

<意味>

目上の人間が、ある人に仕事を引き受けてもらうために、何度も足を運び礼を尽くして頼み込むこと。

「三顧」は三度訪ねるという意味。中国・蜀の劉備が諸葛孔明を軍師として迎えるために三度訪ねたという故事から。

(出典:出師表(すいしのひょう))

「三十六計、逃げるに如(し)かず」

<意味>

計略もさまざまあるけれど、不利な状況に追い込まれた時には、すぐに逃げるのが最良の策。逃げることも重要な作戦の一つだということ。
兵法三十六種のうち、逃げるという計略に及ぶものはないという意味から。

「山椒(さんしょ)は小粒でもぴりりと辛い」

<意味>

体は小さいけれど、激しい気性と優れた力量を持ち、決してあなどることのできない存在のたとえ。

山椒の実は、小粒ながらぴりっとした激しい辛みを持つことから。
ちなみに「山椒」は本来は「さんしょう」と読みます。

「三寸の舌に五尺の身を滅ぼす」

<意味>

ちょっとした不用意なおしゃべりのために身を滅ぼしてしまうことがあります。なので、うかつにしゃべることは慎めということ。
わずか三寸(9cm)の舌が五尺(150cm)の体を滅ぼすという意味から。

{類義語}

「舌は禍(わざわい)の根」

「三代続けば末代続く」

<意味>

家は三代続けて栄えれば、基礎もしっかりしてきて末代まで安泰だということ。

「三度目の正直」

<意味>

物事は一度目や二度目が駄目でも、三度目ともなればうまくいくということ。

「三人寄れば文殊の知恵」

<意味>

凡人でも三人集まれば、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)のようなすばらしい知恵が出るということ。

「三年、飛ばず鳴かず」

<意味>

将来に備え、じっと機会が来るのを待っているということ。
人を脅かす鳥が、三年間飛びも鳴きもせずにいるという意味から。

(出典:史記)

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