ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。
そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。
目次
「阿吽(あうん)の呼吸」
<意味>
お互いの微妙な気持ちや調子がぴったりと合うこと。
「阿(あ)」は吐く息、「吽(うん)」は吸う息。
「息が合う」と同義です。
「仰いで天に愧(は)じず」
<意味>
天を仰ぎ見て、天に恥じることは何もない。そこから、
やましい点が全くなく、世間に対して恥ずべきことがないという意味。
「青菜(あおな)に塩」
<意味>
うちひしがれてうなだれている様子。
青い菜に塩を振るとしおれてしまうことから。
{類義語}
「なめくじに塩」
「青は藍より出でて藍より青し」
<意味>
弟子が師よりも抜きん出たり、教えた人よりも教えられた人の方が優れてしまうというたとえ。
青色は本来、藍から染料を取るのですが、その青が、元の藍より青くなることから出たことわざ。
「出藍(しゅつらん)の誉れ」とも言います。
「秋茄子(あきなすび)嫁に食わすな」
<意味>
2つの説があります。
1.秋の茄子は美味しいので嫁に食べさせるのはもったいない。
2.秋の茄子は体を冷やすといけないから、または種が少ないので子種が少なくなるといけないから嫁に食べさせてはいけない。