ことわざ・4字熟語など

ことわざシリーズ・「ぬ」

ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。

そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。



「糠(ぬか)に釘」

<意味>

なんの手ごたえもなく、無意味でなんの役にもたたないということ。
糠に釘を打ってもまるで手応えのないことから。

{類義語}

「暖簾(のれん)に腕押し」

「抜かぬ太刀の高名」

<意味>

力量がありながらその力を使わずに我慢して争わずにいる方が、かえって人から重んじられて名を上げるということ。
また、口では立派なことを言うけれども、実際に実力を出したことのない人をあざけって言う言葉。

太刀を抜かずに名を上げるの意味から。

{類義語}

「取らずの大関」

「抜け駆けの功名」

<意味>

人のすきをうかがったり出し抜いたりして、自分だけ利益を得たり手柄を立てたりすること。

「抜け駆け」とは、戦場で陣地をこっそり抜け出して、人より先に敵陣に攻め入ること。転じて、人を出し抜いて事を行うことを言います。

「盗人に鍵を預ける」

<意味>

災難の原因となるものの手助けをしてしまい、気づかぬうちに被害を大きくしてしまうこと。また、悪人とは知らずに悪事の手助けになることをしてしまうこと。
盗難を防ぐための鍵を、こともあろうに盗人に預けてしまうことから。

「盗人にも三分の理」

<意味>

どんなことにも、もっともらしい理屈をつけることができるということ。
人のものを盗むのは許されないことだけれど、盗みをするのも正当化する三分ほどの理屈があるという意味から。

「盗人を捕らえてみれば我が子なり」

<意味>

あまりの思いがけない事態に呆然となって途方に暮れること。また、どんなに親しい者でも全面的には信用できないということ。

「濡れ手で粟」

<意味>

苦労せずに楽々と利益を上げること。
濡れた手で粟をつかむと、つかんだ以上に粟粒がたくさんくっついてくることから。

「濡れぬ先こそ露をも厭(いと)え」

<意味>

最初は恐ろしいと思っていた過ちも、ひとたび犯してしまうと、その後はよりひどいことでも平然とするようになってしまうということ。
また、男女の仲は一度肉体関係を持つと、あとはずるずると深みにはまってしまうということ。

体が濡れないうちは、少しの露がかかるのさえ嫌うものだけれど、一度濡れてしまえば、あとはどんなに濡れても気にしなくなることから。

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