ことわざ・4字熟語など

ことわざシリーズ・「な」その3

ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。

そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。



「七度尋ねて人を疑え」

<意味>

物がなくなった時には、自分で丹念に探してみることが先決で、軽々しく人を疑ってはいけないということ。
7回探しても見つからない時、初めて人を疑えという意味から。

⇔[対義語]

「人を見たら泥棒と思え」

「名のない星は宵から出る」

<意味>

最初の方に出てくるものには、たいしたものはないということ。また、心待ちにしている人はなかなか現れず、待ってもいないどうでもいい人物が早くやってくるということ。

「怠け者の節句働き」

<意味>

ふだん怠けている者に限って、世間の人が一斉に休む節句の日などにわざと忙しいふりをして働くものであるということ。
「節句」は「節供」とも書きます。

「生兵法(なまびょうほう)は大怪我のもと」

<意味>

いい加減な技術や知識で事を行うと、かえって大失敗を招くということ。また、未熟者がいい加減な技術や知識を用いて身を危険にさらすこと。

「生兵法」は生かじりの兵法や武術のこと。しっかりと身についていない兵法や武術に頼ると大けがをするだけだという意味から。

「生酔い、本性違(たが)わず」

<意味>

酒に酔ったからと言って、その人の本来の性質は変わるものではなく、本心を失うようなことはないということ。
「生酔い」は少し酒に酔うこと。

「習うより慣れよ」

<意味>

物事は人から習うよりも、実際に経験を積んで慣れた方が身に付くということ。また、机上の学問だけでは不十分で、実地の経験が大切だということ。

「ならぬ堪忍、するが堪忍」

<意味>

本当の堪忍とは、これ以上我慢できないというところを耐え抜くことを言います。最後の最後まで堪忍しとおさなければ、それまでの堪忍が無駄になるということ。

「習わぬ経は読めぬ」

<意味>

知識も経験もないことは、いくらやれと言われてもできないということ。
読み方を習ったことがなければ、難しいお経を読めるはずがないという意味から。

「名を取るより得を取れ」

<意味>

名誉や名声を求めるよりは、実際の利益を得ることを考えた方が良いということ。

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