ことわざ・4字熟語など

ことわざシリーズ・「に」その1

ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。

そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。

「二階から目薬」

<意味>

じれったいことや、まわりくどくて思うような効果が得られなかったりすること。
二階から一階に居る人に目薬をさしてやるようなものの意味から。

「逃がした魚は大きい」

<意味>

一度手に入れかけて、もう少しというところで逃がしてしまったものは、悔しさが倍増してことさらすばらしく思えるということ。
捕まえそこなった魚は実物よりも大きく思えるという意味から。

「握れば拳、開けば掌」

<意味>

物事はたとえ同じものでも、それに対する気持ちの持ち方次第で変化するということ。

同じ手であっても、握りしめれば人を殴る拳になるし、開けば人をなでる手のひらになるという意味から。

「憎まれっ子、世にはばかる」

<意味>

人から憎まれたり疎まれたりする者は、生活力が旺盛なので、そういう者に限って世間に出ると出世して幅をきかせたりするということ。
「はばかる」は幅をきかすという意味。

「錦を衣て夜行くが如し」

<意味>

出世しても、生まれ故郷に帰って人々にその立派な姿を見てもらえなければ、出世したかいがないということ。
美しい錦の着物を着ていても、暗い夜道を歩くのでは誰にも見てもらえないという意味から。

(出典:漢書)

「二足の草鞋(わらじ)を履く」

<意味>

二種類の異なる仕事を一人でするということ。
昔は、ばくち打ちたちが自分たちを取り締まる自明かしの役を兼ねることを言いました。

「似たもの夫婦」

<意味>

夫婦になる男女は、性格や好みがどこか似ているということ。また、一緒に暮らしているうちに夫婦は似てくるということ。そうした夫婦の取り合わせをも言います。

「日光を見ずして結構と言うな」

<意味>

日光東照宮のすばらしい建築美をほめたたえた言葉。
日光東照宮を見ないうちは「結構」という言葉を使うなの意味で、「日光」と「結構」を語呂合わせにした言葉。

{類義語}

「ナポリを見てから死ね」

「似て非なるもの」

<意味>

にせもの、まがいもの、いかがわしいものなどのこと。
外見はよく似ているけれども、本質が違うものの意味から。

(出典:孟子)

「煮ても焼いても食えぬ」

<意味>

どうにも手が負えず、もてあます様子。手段のないさま。
食べ物なら煮るか焼くかすれば食べられるのに、どのように料理しても食えないという意味から。



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