「時は金なり」ということわざがあります。
時間はお金と同じように貴重なものだから、無駄にしてはいけないという意味です。
お金は稼いだり貯蓄することで増やすことができますが、過ぎてしまった時間は取り戻すことができません。
また、1日は24時間と限られています。
そういった意味では、時間はお金よりも貴重なものかもしれません。
この記事では、時間をうまく活用する方法、時間を短縮する方法などについて解説していきます。
目次
無駄な時間を把握する
人は1日のうちに、無駄に過ごしている時間が意外と多いものです。
忙しいと言いながらも、結構空白の時間を過ごしてしまっているのです。
1日にやっていることの時間を分単位で正確に記録すると、無駄に過ごしている時間を把握できます。例えば電車に乗っている時間、昼休憩の時間につい、うとうととうたた寝する時間、家で夕食後にテレビ番組をなんとなく見てしまう時間など、1日の中でも、数えればたくさん出てきます。
こういった1日の行動を全て、ノートなどに分単位で書き込んでいくのです。
例えば、
7:12~7:23 家を出て電車に乗る
7:23~7:58 乗車時間
7:58~8:12 電車を降りて出勤
8:15~8:18 着替え
8:21~8:34 パソコン立ち上げとスケジュール管理
8:36~8:42 トイレ
8:44~10:16 業務
10:18~10:32 トイレ休憩(タバコの一服含む)
・
・
・
といった感じで書いていきます。これを1週間も続けると空白の時間が見えてきます。
個人差はありますが、1日に数時間は空白の時間が出てくるでしょう。
時間を圧縮する
空白の時間が分かってきたら、本来の仕事以外の時間を圧縮することを考えましょう。
上記の例でいくと、着替えから席に着くまでもっとスピーディーにできないか、とかトイレ休憩の時間を縮められないか、とか時間を縮めることを考えます。
そして1つ1つの動作を素早くするようにしましょう。
人は思い込みで1つの作業について必要な時間を決めがちです。
ある一つの作業について、Aさんは15分かかるけれど、Bさんは5分で済ませられました。
なぜこれだけ差が出たかというと、Aさんは机の上も雑然としていて1つずつの動きも遅いのに対し、Bさんの方は、机の上はいつも綺麗で無駄なものはなく、1つの作業をいつも集中してできる体制ができています。
つまり、Bさんの方が段取りを考えて効率よく動く方法を知っていたのです。
それに対してAさんは、効率よく動く方法を知らず、この作業にはこれだけ時間がかかると思い込んでいたのです。
このように、常に少しでも速く作業をするような心構えと、動作を素早くするなど工夫する努力をすることが大切です。
この例のように、段取りを考えて作業すれば時間を短縮できます。
そして、効率良く無駄のない動きをするように考えるようにしましょう。
同じことは定型化する
毎日やることは定型化するのが良いです。
例えば業務でメールのやり取りをする機会が多い人は、メールチェックを四六時中する必要はありません。
せいぜい朝昼晩の3回に絞り、その時に返信するようにすれば良いのです。
同じような作業はまとめてやった方が効率的なのです。
通勤で電車に乗っている間などの移動時間も有効に活用しましょう。
ここで読書やメールチェック、返信などを済ませておくと時間の節約になります。
こういった隙間時間にメールチェックなどの雑務をやっておくと、大事な仕事をする時には余分なことにとらわれず、頭をクリアにできます。
スケジュール管理をする
1日の終わりに自分の状態をチェックして把握しておく時間を30分取っておきます。
そして1日の始めにもスケジュールの管理とその日にすべきことを予定に入れておきます。
スケジュール管理については、Googleカレンダー機能を使うと便利です。
Googleカレンダー機能についてはこちらもどうぞ↓
予定していたスケジュールは必ずその日のうちに終わらせます。
できると自分に自信がつき、習慣化することができます。
時は金なり
世の中で最も大切なものは、お金ではなく時間です。
安く買えてもそのために時間を浪費するなら意味がありません。
例えば、卵が20円安いからといってわざわざ10分余分にかかるスーパーで買うと、往復20分も余分に時間を浪費してしまいます。この20分を料理の時間に当てたらどれほど有益でしょうか。
「1時間の浪費を何とも思わない人は、まだ人生の価値を発見してはいない」
チャールズ・ダーウィン