ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。
そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。
目次
「追従も世渡り」
<意味>
世渡りのためには、人にこびたりへつらうことも一つの手段であるということ。
「杖に縋(すが)るとも人に縋るな」
<意味>
むやみに人をあてにしたり、人を頼ったりしてはいけないという戒め。
「使う者は使われる」
<意味>
人を使う立場になれば、いろいろと気を遣ったりすることが多くなり、苦労が耐えない。結局、人に使われているようなものだという意味。
「月と鼈(すっぽん)」
<意味>
形が似ていても、比較できないほど大きな差があるということ。
月と鼈は丸いけれど、まったく違うものだという意味。
{類義語}
「提灯に釣り鐘」
「月日に関守なし」
<意味>
月日の流れは早く、それをさえぎることなど誰にもできないということ。
「関守」は関所の番人。
「月日は百代(はくたい)の過客にして」
<意味>
月日というのは、永久に過ぎ去っていく旅人のようなものという意味。
「行きかふ年もまた旅人なり」と続きます。
江戸時代の俳人、松尾芭蕉の代表作、「おくのほそ道」の冒頭部分です。
「月夜に釜を抜かれる」
<意味>
うかつ、不注意、油断もはなはだしいということ。
明るい月夜に大事な釜を盗まれてしまう(抜かれる)という意味。
「月夜に提灯」
<意味>
明るい月夜にわざわざ提灯をともすように、不必要で無駄、かえって邪魔なこと。
「月夜に提灯夏火鉢」と続けても使います。
「土一升に金一升」
<意味>
土一升の価値が金一升に相当するという意味。土地の値段が非常に高いことのたとえ。