ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。
そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。
目次
「蓼(たで)食う虫も好きずき」
<意味>
辛い蓼の葉を好んで食べる虫がいるように、人の好みもさまざまだということ。物好きなことのたとえにも使われます。
「伊達の薄着」
<意味>
着ぶくれを嫌がり、寒くてもやせがまんして薄着でいること。
「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
<意味>
美しい女性の容姿、立ち居振るいまいを艶やかな花にたとえた言葉。
「棚から牡丹餅(ぼたもち)」
<意味>
思いがけない幸運が転がり込んでくること。
略して「棚ぼた」とも言います。
「掌(たなごころ)を反す」
<意味>
手の平を返すように、いとも簡単にできること。
また、人の心や態度が急に変わったりすること。
「手のひらを返す」とも言います。
「他人の疝気(せんき)を頭痛に病む」
<意味>
自分には全く関係のないことで余計な心配をすること。
「疝気」は腹痛や腰痛のこと。人の病気を自分の頭痛の種にすることから。
「他人は時の花」
<意味>
花も季節が過ぎれば散ってしまうように、他人の好意も長続きするものではないので、あまり頼りにしてはいけないという教え。
「時の花」は季節に咲く花。
「旅の恥は掻(か)き捨て」
<意味>
旅先ではまわりに知っている人も居ないし、そこをすぐに去ってしまうので、いつもならしないような恥ずかしい行為も平気でやってしまうということ。
「旅は道連れ、世は情け」
<意味>
旅をするには同行者が居た方が心強いし、何かと助け合えて好都合なもの。世の中も同様に、お互い思いやりを持って助け合っていくことが大切だということ。
「卵に目鼻」
<意味>
白い卵に目と鼻をつけたような、色白で可愛らしい顔立ちのたとえ。