前回までのお話では、
クライアントの実情を
説明しつつ、
報酬額が思うように
得られない原因について
説明してきました。
そんな実情に
がっかりしてしまった人も
居るかもしれません。
けれどもこれから
お話しすることは、
クライアントを
見分けられることが
できるようになった人の
お話です。
それにより、それまで収益が
4桁であったのが
5桁になりました。
そのお話を紹介します。
Webライターを始めた頃
Webライターを始めて
間もない頃は、
クライアントの良し悪しも
分からず、
とにかく取れる案件について
がむしゃらに
取り組んでいました。
当然、文字単価のことも
よく分からなかったので、
報酬額が安くても、
こんなものか、
と思う程度でした。
しかし、いくら頑張っても
月に1万円もいかず、
あまりにも少ないので
おかしいと思い始めましたが、
良いクライアントまたは案件を
どうやって見つけるか
分からないまま
Webライターを続けていました。
収入をアップさせたいと思うようになった
副業でWebライターを
している以上、
収入を上げるのは
難しいのではないか、
とも思いつつ、
なんとかして
収入を上げる方法はないか
と考えるようになりました。
本業では土日祝日が
休みであったため、
休みの日に多めにWebライター
の仕事をやろうと思い、
休みの日は、本業並みの1日8時間
ほど時間を取ろうと決め、
仕事をもらおうと、
案件への応募も増やしました。
クライアントを見分けられず良い案件を取れない
クラウドソーシングサイトは
多くのクライアントが居て、
どの案件を取れば
より報酬額を得られるのか、
またどの案件が書きやすく
より多くの記事を書けるのか、
などの判断の規準が分からず、
報酬が低く、
かつ時間ばかりかかる案件を
受注することが多くありました。
「初心者歓迎」という
1文字0.2円で2,000文字の記事を
受けた時は、画像や表の挿入
などの作業もあり、
10時間もかかった割には
400円の報酬額で、
しかも
クラウドソーシングサイトより
2割の手数料を差し引かれ、
結果的に320円しか
もらえなかった時もありました。
「予算は応相談」
という案件を受注した時は、
文字単価も分からないまま、
相談などはなく、
最初から文字単価1文字0.3円で
決められていました。
こういった文字単価が
低い案件は、
競争率が低いので受注しやすく、
結局、案件を自分で選べない
初心者は、
こういった
安い案件ばかりを受注し、
たくさん書いても稼げないという
悪循環に陥っていることに、
当時は気づかなかったのです。
そして最悪のパターンは、
報酬をもらえなかったことです。
クライアントの編集部と
仲たがいしてしまい、
継続の執筆契約を解消した際、
それまでの報酬額を請求したら、
支払いは
クラウドソーシングを通さず、
そのクライアントの会社の
独自のシステムにより
支払われていたのを良いことに、
支払いは行われずに
連絡も取れなくなり、
泣き寝入りとなった
パターンです。
このパターンは、
良いクライアントに
巡り合えなかったことにより
起きた悲劇です。
文字単価の相場を知る
ある日、
Twitterで自分がフォロー
していた人の
ツイートにより、
文字単価の相場を知りました。
そのツイートには
「私は1文字1円未満の記事は
受注しない」
と書かれてあり、
文字単価に目をつければ良い
ことに気づきました。
もちろん、
文字単価だけで
クライアントの良し悪しを
見分けるわけではありませんが、
少なくとも、
より稼げるようになる方法を
知ることができたのは
大きな収穫でした。
この頃から、
文字単価を重点的に
見るようになりました。
褒められたこと
あまり良い案件を
取れないながらも、
多くの記事を書いているうちに、
あるクライアントから、
「とても読みやすく分かりやすい
記事をありがとうございます。
このまま今後ともよろしく
お願いします」
との連絡をいただきました。
この連絡により、
自分でも役に立つ記事を
書けるのだ、
と自信がつきました。
そして、
良いクライアントも居ることに
気づきました。
実績を積むうち、クライアントからスカウトが来るようになる
受注件数をこなしていくうちに
受注実績も増えていき、
プロフィールで
その実績を見たクライアントから
スカウトが来るように
なりました。
スカウトにより受ける案件は、
自分から案件に応募するよりも
確実であるため、
スカウトが来た案件を中心に
受注し始めました。
しかし、
相変わらずクライアントの
見分け方はよく分からず、
良い案件かどうかは、
文字単価で見るしか
ありませんでした。
しばらくスカウトにより
受注しているうちに、
スカウトが来る案件は
文字単価があまり高くなく、
1文字0.5円前後のものが
多くあることに気づきました。
そこで初めて、
スカウトが来るのは、
自分の実力を
認められたわけではなく、
少しでも安く書いてくれる
ライターを探している
のではないか、
と思うようになりました。
多くのクライアントと接し、見分け方を覚える
なんとか少しでも
単価が高くて良いクライアントに
巡り合いたいと思い、
多くの案件に携わり、
多くのクライアントと
接してきました。
そして、良い案件を取るための
あるコツをつかみました。
1つは、
文字単価1文字1円以上の案件
を探すこと。
もう1つは、
募集案件の募集概要や
クライアントのデータを見て、
クライアントの良し悪しを
見分けること。
募集概要や
クライアントデータに、
クライアントを見分けるヒントが
隠されていることに
気づいたのです。
最初は要領が
よくつかめませんでしたが、
文字単価1円以上に着目し、
クライアントデータを見て
研究することによって、
徐々にクライアントを
見分けることが
できるようになりました。
クライアントを
見分けられるように
なってからは、
良い案件に巡り合う
こともできるようになったり、
クライアントと良好な関係を
保つことが
できるようになって
継続して受注することも
できるようになったりして、
安定的に仕事を受注でき、
だんだん収入も増え、
副業で月収3万円を得ることが
できるようになりました。
次はあなたの番です!
今回の話のように、
クライアントを
見分けることができれば、
良い案件に巡り合うこともでき、
収入もアップします。
その方法は、
それほど難しいものでも
ありません。
次はあなたにその方法を
知ってもらい、
Webライターとして
少しでも稼いでほしいと思います。
次回予告
次回の記事は、
【クライアントの見分け方が分かるわけはないと思っているあなたへ】
についてお伝えしていきます。
お楽しみに!