ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。
そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。
目次
「十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人」
<意味>
子供の頃は神童と呼ばれるほど優れた才能を持っていた人間も、成長するにつれてだんだんと平凡な普通の人になってしまう場合が多いということ。
「時は得難くして失い易し」
<意味>
良い機会というものにはなかなか巡り合えないし、巡ってきたとしても、あっという間に逃げてしまう。また、過ぎ去った時間というのも同じように取り戻すことができないため、日々、心して大切に過ごすべきという教え。
(出典:史記)
「時は金なり」
<意味>
時間はお金と同様に貴重なもの。無駄に使ってはいけないということ。
「読書百遍、義、自(おのず)から見(あらわ)る」
<意味>
どんなに難解な本でも、繰り返し何度も読めば、おのずと意味が分かってくるということ。
(出典:魏志)
「毒を食らわば皿まで」
<意味>
いったん悪いことに手を染めたならば、もう後戻りはできないので、とことん最後までやりとおすということ。
毒を食べてしまい、どうせ助かる見込みがないのなら、毒のついた皿まで綺麗になめてしまおうという意味。
「得を取るより名を取れ」
<意味>
金銭や物質的な満足よりも、名誉を重んじるべきだということ。
⇔[対義語]
「名を取るより得を取れ」
「毒を以て毒を制す」
<意味>
悪を制するために、同様の悪を用いてそれに対抗すること。
「所変われば品変わる」
<意味>
土地が変われば同じ物でも使い方や呼び方などが変わります。人が同じように生活していても、地域によって習慣、風俗も異なるものだということ。
「年寄りの冷や水」
<意味>
老人が自分の年や体力を考えずに、無理な行い、ふるまいをすること。年輩者が元気にふるまったりするのを若い人が冷やかして言う言葉。
年寄りが、身体に良くない冷たい水を飲むことから。
「隣の花は赤い」
<意味>
同じようなものでも人のものは良く見え、欲しくなったりうらやましく思ったりすること。
同じ赤い花でも隣の家に咲いている花は自分の家の花よりも赤く見えてしまうという意味。