ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。
そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。
目次
「親はなくとも子は育つ」
<意味>
親は居なくても、子供は自分の力や他人の善意などでなんとか成長していくということ。
「お山の大将俺一人」
<意味>
小さな世界の中で「俺が一番偉い」と得意げにいばる様子。
砂や土を盛った小山の頂上に競争して登り、「お山の大将俺一人」と言って、互いに他の者を突き落とす子供の遊びから生まれた言葉です。
「泳ぎ上手は川で死ぬ」
<意味>
自分の得意なことでも、あまり過信しすぎると逆にわざわいを招き、身を滅ぼすことになるということ。
水泳の上手な人でも川で死ぬことがあることから。
{類義語}
「 川立ちは川で果てる 」
「及ばぬ鯉の滝登り」
<意味>
いくら頑張ってみても、自分の能力が及ばず、とうてい目的を達成できないということ。
「鯉」に「恋」をかけて、叶わぬ恋について例える場合もあります。
「終わりよければすべてよし」
<意味>
物事は最後の仕上げが全て。
どんなに始まりや途中経過が良くても、締めくくりが悪ければ全てだめになってしまうということ。
「尾を振る犬は叩かれず」
<意味>
尾を振ってなついてくる犬は叩かれない。
人の言うことに素直に従う人や、愛想良く振る舞う人は、人からひどい扱いを受けることはないということ。
{類義語}
「杖の下に回る犬は打たれぬ 」
「女三人寄れば姦(かしま)しい」
<意味>
女が三人も集まれば、うるさいぐらい賑やかになるということ。
女の字を3つ合わせると、かしましいという意味の「姦」になるところから。
「恩を仇で返す」
<意味>
人から親切にされたのに、感謝するどころか傷つけるような仕打ちをすること。
略して「恩を仇」とも言います。
{類義語}
「飼い犬に手を噛まれる」
⇔[対義語]
「仇を恩で報ずる」