ことわざには故人の知恵や教訓が詰まっており、現代の日常生活やビジネスなどにも役立ちます。
そんなことわざの主なものを、50音順に紹介していきます。
目次
「一に看病、二に薬」
<意味>
病気に対しては薬の効き目も大きいけれど、行き届いた看病の方がもっと効き目があるということ。
「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」
<意味>
一日の計画は朝のうちに、一年の計画は元旦に、というように、計画を立てる場合は早めにすべきだということ。
「一葉落ちて天下の秋を知る」
<意味>
物事のちょっとした前兆から、その後の大勢をいち早く察知すること。
他の樹木より葉が大きく、早めに落葉する青桐(あおぎり)の葉が一葉落ちるのを見て、秋の気配を知ることから。
「一を聞いて十を知る」
<意味>
1つの事柄から全てを理解するようにものわかりが良く、聡明で応用が利くこと。
(出典:論語)
「一将(いっしょう)功成りて万骨枯る(ばんこつかる)」
<意味>
華やかな功績を挙げた人の陰には、たくさんの人たちの努力や苦労があるということ。
1人の将軍の功名とひきかえに、犠牲となった大勢の兵士の骨が戦場にさらされていることをあらわします。
(出典:曹松)
「一寸先は闇」
<意味>
目の前が真っ暗闇で何も見えないように、これから先、何が起こるのかまるで予測がつかないということ。
「一寸の虫にも五分の魂」
<意味>
小さく弱い者にも、それ相応の考えや意地があるという意味。
どんなに小さく見える相手でもあなどってはいけないということ。
「一銭を笑う者は一銭に泣く」
<意味>
わずかなお金を粗末にする人は、そのわずかなお金に困る羽目になるという意味。お金は決して粗末に扱ってはいけないという戒め。
「一敗、地に塗れる」
<意味>
再起する気力も失うほど、徹底的に打ち負かされること。
一度の戦いで完全に敗北し、内臓までも踏みにじられ、泥まみれになるという意味です。
(出典:史記)
「一髪、千鈞を引く」
<意味>
明らかに無理と思えるような、きわめて危険なことをすること。
一本の髪の毛で千鈞(約6.7kg)の物を引っ張るという意味です。
(出典:韓愈(かんゆ))